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2000年8月

 彼女(Bengü Sezen)はコロビンア大学大学院化学コースに入った[1]。12月にはSames研に所属、その二年後、JACS誌に論文が掲載された。同じ年、その結果に対して、大学内と学外からも再現性について疑問を呈された。2005年7月にはPh.D.論文の審査会が行われた。同じ頃、そのグループではSezenの実験の再現性の検証を試み、そこでは実験について間違いがあるという最初の検証結果が示された。2005年10月SezenにはPh.D.(化学)が授与された。11月、彼女の論文の中には捏造があることが指摘され、3名による調査委員会が設立された。2006年2月16日調査委員会は、彼女の不正と詐欺を研究科長に報告した。同年3月Sames教授はSezenが主たる実験者であった論文にSezenが協力して公表されたあわせて三つの論文をJACS誌から取り下げた。同年6月Sezenが関わったさらに四つの論文(JACS三報、OL一報)が取り下げられた。2006年8月から2007年2月にかけて、今回の実験データの捏造に関して、大学が設置した委員会の調査が行われた。2010年10月コロンビア大学は、Sezenに対して21の不正行為があることを示し、2011年3月大学はSezenのPh.D.を剥奪した。同年7月Sezenに関する調査結果を公表した。

[1] Chemical & Engineering News, 2011, August 8, p. 40参照
続きは明日以降に
11.8.24

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