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少なくとも三名の

 部下(大学院生)がSames研を去るか、あるいはやめさせられた[1]。Sezenの実験結果が疑わしいあるいはさらに踏み込んだために。これらの学生は、Sezenの結果の再現をとるために長い間、うまくいかない実験を担当していた。」とコロンビアの調査委員会の報告にはある。ただし委員会は「なぜ大学院生が研究グループを変わる様に言われたかを明らかにはできていない」けど、担当した学生の履歴には、すでに報告された実験の結果を再現できない状況と、その事実が持つ負のイメージによって相当ネガティブな印象を植え付けられたことになる。
 再現性について疑いを持った学生が、それを確認するために、自分自身のドラフトで同じ実験を二つ仕込んだ。またこれを別の学生一人にだけ打ち明けた。ただし彼は、一つのフラスコにはイミダゾール、もう一つのフラスコではN-メチルイミダゾールを原料に用いた。結果どちらのフラスコからもN-フェニルイミダゾールが得られた。

[1]村井君のブログ11.8.24参考、以降は Chemical & Engineering News, 2011, August, 8, p. 41, 43の一部のほとんど直訳です。
11.8.25

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