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2012年7月

オープンアクセスへムーブ

 する[1]。Horizon 2020は、欧州委員会(EC)の研究・革新助成プログラムである。この基金によって推進した成果が公表された折りには、無料でただちにアクセスできるか、芸術や社会、人文科学では一年、他は半年の制限期間を過ぎた後、誰でもアクセスできるレポジトリーで公開しなくてはいけない。これは7月17日英国の七つの政府関連の助成財団が同等の方針を発表したことに呼応している。著者はオープンアクセスのための料金を支払うと同時に「liberal publication license」を獲得する必要がある。これによって他の研究者は、オリジナルな著者の功績を認める限り、その内容を修正すること、広げること、それを踏まえることが可能になる。ECは「これが、いいし〜」と他のメンバーにも同様の方針を採用するように促し、2016年までには欧州の政府関連の助成で得た成果の60%を無料公開にしたいとしている。さらにリサーチのデータも出たら、プライバシーや商業的な関心には配慮しつつ、全面無料公開することを促進しようとしている。ECの副委員長は「科学研究の結果の公開や普及を次のレベルに押し上げたい。Data is the new oil.[2]」と述べている。

[1] Chemical & Engineering News 2012 July 23, p. 9.
村井君のブログ12.5.7も参考に
[2] 戦略物質である原油に匹敵するものということか?oil,お〜要ると皆が集まるという意味か?
12.7.31

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炭素−炭素結合を切断して

 炭素−金属種を発生させ、ついで新しい炭素−炭素結合を触媒的に形成する新しい反応が達成された[1]。ベンゾシクロブテノンのオルト位にメタリルアルコキシ基が置換された化合物に対してdppbを配位子とするRh錯体を作用させたところ、ベンゼン環と結合するシクロブテノン環のC-C結合が切断され、この部位がメタリル部位に付加した縮環型化合物を与えた。得られたユニットはアルカロイドコアの基本をなすユニットで、モルフィネ、あるいは「コデインでいいん?」と確認できる骨格に類似である。しかも従来法では多段階の合成経路によって組み立てられていた骨格の短縮合成経路を達成している。「シクロブタン環の環ひずみを利用した基本的な触媒反応は知られているものの、研究者らが選んだ標的が独創的で洞察力がある。今後さらにもっと温和な条件でかつ様々な化合物を導く系を見てみたい」とLiebeskind先生が親切(kind)なマインドでコメントしている。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 July 2, p. 23.
DOI: 10.1002/anie.201202771
12,7.30

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南向きの部屋

 西日でシビアな暑さになる。そこで寝起きをしている。午後9時頃には、この辺りの外気はそこそこの涼しさになる。窓を全開にする。29年前に買った扇風機を強にセットする。このマシーンは自分がこの地に赴任して一番付き合いが長い。当時8000円程度で購入した小型である。最近タイマー機能が怠慢になってきた。それでも確かな勢いで、とりあえずの風を室内に運び入れてくれる。ただここしばらくの間、午後11時を過ぎても室内は蒸し暑い。40年以上前に授かったデスクスタンド、もちろん白熱電球である、それだけで部屋を灯しながら、扇風機には働いてもらう。モーター音をバックに、しばし読書する。こもった熱がそれなりに引いた頃、よ〜しとよしずを静かにセットする。カーテンとのポジションが変ってんしまっていると、午前5時の目覚めになってしまう。「涼風入れて光いれず」の状況を画策するも成功率は低い。予行演習もなく、横うになって、ええんでしゅうと夢の世界に誘われる。
12.7.29

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デオドラント

 で踊らんといかん?。体臭防止剤である。脇の下などにつける。制汗剤も同様。どちらも19世紀後半に最初の製品が販売された[1]。前者のそれはMumと言う商品名で、酸化亜鉛が使われていた。他に抗生物質も入っていたが、いまではシトロネラ油である。(知っとろね。)どちらにしても脇に暮らすコネリバクテリアの成長を抑制することを目的としている。このバクテリア、脇の汗腺から発汗させ、その折、トランス-3-メチル-2-ヘキセン酸を伴うけど、これが人の汗の臭いのもとである。一方制汗剤の成分は、販売当初からアルミニウム塩である。1903年に販売のeverdryは塩化アンモニウムを含み、これが汗孔で会合状態を形成し、発汗を抑える。その後、ギ酸アルミニウム、アルミニウムクロロヒドロキシド、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレートが使われている。さらにバクテリアを退治できる成分も含む。また制汗剤はアルコールや酸に溶かされていて、綿棒などでつける、あるいはクリーム状のものもあったけど、これらは油っぽい感じがした。それがシクロメチコン(メチルシロキサン)に溶剤の主流が代わり、最近ではポリマーでカプセル化し継続性を確保している商品もある。さらに臭い成分と類似の化学構造を有する、心地よい香り成分を添加することも検討されてきた。女性よりも、とりわけ男性の鼻のほうが、この臭いの離れ業にだまされやすいらしい。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 July 2, p. 27.
12.7.28

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試験週間始まる

 一足先にテストを実施、学籍番号順に着席、学生証を提示、モバイル機器もしまう。不意にモバイルが見つかって狼狽してもいけない。答案の書き方、早く終わった場合の対応方法や「カンニングは、あかんにんぐ(見つかっても堪忍してくれない)」ということも話した。カンペがあって完璧は幻想である。例年通りにテストを始めて例年通りに終わった。ただ今回これ以上の通達が担当の係からは飛んできていた。不必要なものはカバンにしまわせカバンは教室の前に置かせること、試験時間中のトイレは一回だけ、試験監督者は後ろ側から監督するようになどである。悩ましい。起ってほしくない事態を避けるための次善の策ではあるものの、管理体制の強化でどこかに負荷もかかる。しかもほとんどの学生さんは、管理下じゃなくてもフェアに臨むはずである。なので試験を控える学生さんは、そんな場の雰囲気やこの暑さをものともせず、目前の課題を正面突破されますように、祈っています。終わったら原発のみえる海水浴場へ足を伸ばしてね。
12.7.27

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トマトの

 まとまった話、beauty is only skin deepが、均一に赤いトマトの場合でもあるらしい[1]。鍵はSlGLK2である。この遺伝子は葉緑体の生産や発育の促進にはなくてはならないもので、しかも糖鎖合成に光のエネルギーを利用する細胞小器官である。ただしSlGLK2には突然変異体があって、それは遺伝子コード混乱の行動を起こす。結果、タンパク質を切断し不活性化してしまう。にもかかわらずこの突然変異体を持つトマトは成熟する前は均等な緑色を呈し、熟成すると均等な赤になって、見かけ美しいので、取引業者はそれを好んで選び、それが出回る。でも突然変異体を含むため、赤色にもかかわらず、その色素成分であるリコペンや糖鎖も少なく、水っぽい感じである。一方で光エネルギーを充分に利用して育成しているトマトは、たくさんの葉緑体を含むため、成熟前は濃淡のある緑で、成熟した後は均一な赤じゃなくって、ところどころに黄色部分もあるけど、甘みのあるトマトになっている。とまあ、マトを得た話だったかなあ。
 なんと研究室に濃淡のあるトマトを持ってきていただいた。祖母の自家製という。感謝していただきましょう、戸惑うことなく。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 July 2, p. 11.
DOI: 10.1126/science.1222218
Beauty is only skin deep. いくら外見がきれいでも、一皮むけば分からない。(SPACE ALC)
12.7.26

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トリウム、ウラン、プルトニウム錯体は

 5fおよび6dの価電子軌道の組合せのために遷移金属触媒では達成しえない方法で低分子を結合し活性化させることができるため興味が持たれている。加えてこれらの元素は核燃料としても重要である。たとえばUO2を用いたセラミックスのペレットは今のところ核燃料として最適である。それに対してニトリドを基本とするセラミックス(U=N)nが将来の燃料として探索されている。それはニトリドの熱伝導性がオキシドのそれより高いためである。これまで末端のウランニトリドは、スペクトル的に観測されてはいたが、U-N三重結合置換基についてはほとんど明らかにされていなかった。今回トリアミドアミン配位子を持つウラン(III)錯体とアジ化ナトリウムとの反応が行われた[1]。その結果、ナトリウムが二つ架橋したU(V)ニトリド錯体が得られた。さらにクラウンエーテルはナトリウムを食らうんことができるため錯体に加えられた。その結果、単量体のウランニトリド(U=N)錯体を単離し、その結晶構造も得ることができた。Un, Un, Unなるほど。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 July 2, p. 22.
DOI: 10.1126/science.1223488
12.7.25

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メタ位のC-H活性化は

 めっちゃい、難しい。これまでオルト位のC−H結合切断とC-C結合生成は、剛直な六あるいは七員環の遷移状態を金属触媒と形成させることで達成してきた。それに対してメタ置換では、遷移状態で、より大きなシクロファンと呼ばれる環が必要である。シクロファンのファンだけでは出来ない。ファンダメンタルなアイデアも必要である。その中、ニトリルのPdに対するendo-on型の配位を利用して、それほど剛直ではない遷移状態でかつエントロピー的条件も満たす系が開発された。反応はベンジルアルコールの酸素上に配向基をつけ、ヒドロキシメチル基のメタ位のC−H結合切断に伴い、アクリル酸エチルに1,4-付加、脱水素する形式で進行する。この骨格は骨髄腫治療薬や血圧降下剤の基本骨格である。「これまでC-H活性化を経ないメタ位置換反応は知られてはいたが、電子供与性置換基を有する場合は難しい系であり、今回の成果は興味ある系である。ただし配向基[2]をより単純に改良されることにも期待したい」とコメントされている。この成果、Jin-Quan Yuらによるが、勧誘されてこの分野に、別のアプローチでチャレンジしてみてもよい。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 July 2, p. 9.
DOI: 10.1038/nature11158
[2]ベンジルアルコールの酸素上に、2,4-(t-Bu)2-6-( (iso-Bu)2シアノ)メチルフェニル基を組込み配向基としている。
12.7.24

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多くの植物は

 天然物を組み合わせて侵略してくる外敵を避けることが知られている。それに対して、動物の行動に影響を与えるのに化合物が利用されている例が初めて発見された。taily weedと呼ばれる低木は、パルプと種子のなかの酵素ミロシナーゼの中にグルコシノラートを含む甘い果実を有している。もし動物がパルプと種を一緒に、食事の時間にすりつぶすと、酵素がグルコシノラートをチオシアナート、イソチオシアナート、ニトリルに分解する。その結果、まずそうな、わさび様のマスタードオイルの放出がスタートする。自動撮影カメラが捉えた映像では、イスラエルの砂漠に住むとげのあるねずみは、taily woodの果実だけを食べ、マスタード臭を避けるためか、種は吐き出す。岩の裂けた部分に吐き出された種は、発芽に都合のよい場所を与えられる。やっタネ。一方で、研究室で植物のミロシナーゼを不活性化したところ、ネズミは食習慣を変え、果実も種も大いに楽しんでいたらしい。「寝耳に水」な、ネズミのお話でした。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 25, p. 38.
DOI:10.1016/j.cub.2012.04.051
12.7.23

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ブタペストから

 モスクワ、ドバイからムンバイへと場面は変わる[1]。追いかけるのは、核弾頭の発射コード。IMFエージェントが手に入れたのも束の間、女性暗殺者によって奪われてしまう。でそれを取り戻すため、収監中のイーサン・ハント兄さんを脱獄させる。牢獄のコンピュータシステムを麻痺させて作戦成功。最初のミッションはクレムリンに侵入し、核戦争を支持するある人物の情報を得ること。厳重な警戒の中、ロシア将軍に変装して中に入る。見事、データファイルの磁気テープを入手できるかと思ったけどそこにはなかった。クレムリンから立ち去ろうとした時、そこが爆破された。で新メンバーと新しいミッションを受けた。ドバイで女性暗殺者が、ある人物と発射コードを取引する。その現場でその人物を取り押さえる。ドバイの超高層ビルで苦難の末、作戦を敢行するもほぼ完了の時点でヤバイになった。砂塵も吹く中、ある人物はドバイをバイバイしてムンバイに来た。それも聞きつけたエージェント、少しの色仕掛けとスーパーアクションで、作戦はなんとか成功。
 その後、メンバーがシアトルで会っとるシーン、イーサンがなにげに見つめる女性の笑顔、新たなミッションが一緒んになって映画は幕を閉じた。
 
[1] トム・クルーズ主演「ミッション・インポシブル、ゴースト・プロトコール」(2011).
12.7.22

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いつもの総合健診センター

 がリニューアル。でも手順は同様、身長・体重・体脂肪率が同時に表示される。休む間もなく血圧測定「緊張すると高い値を示すことがあるので、気持ちを楽にして」の言葉に緊張が走るもなんとかクリア「どんなからくりや血圧計は」と思う。血液採取、視力、眼圧、眼底に肺活量、最後まで息を吐ききってと促されて限界に挑戦。聴力検査、ここでは聞こえないふりをしていてはいけない。かすかな音でも、おっととボタンを押す。超音波による内臓検査で、今回はバリウムを飲む胃の検査が最後にセットされていた。胃を拡張させるための注射、なぜだか痛い。液が血管に入るときの中和反応か何かによるものか。しばし順番を待つ。名前を確認していつもの検査台の前に立つ。バリウム、ラムネ味に胸もいっぱいになる。飲み干したバリウムで、がんばりを生む。台が横になる。どこかの手すりにつかまり、右や左を間違えずに身体を回転させる。頭が斜め下になる状態も体験した。台にストッパーがなければ突破〜して滑落である。この緊迫感が終わった時の安堵感を高揚させていた。
12.7.21

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肥料の三要素である

 窒素、リン酸、カリウムのうち、リン酸が最も少なく、取り出すのに複雑なプロセスを必要とする。そのリン酸、山林ではなく、中央フロリダの谷で発見された[1]。5億4千万トンほどと推定されるが、かつては海だった場所である。英語ではホスホラスだけに、誰かに掘らすに違いないが、一般に掘り出されたリン酸の95%がリン酸アンモニウムに変換され、残りがリン原子に変換され、その後殺虫剤、洗剤、医薬品になる。肥料の三要素がなければ、地球上の70億人のための食料供給が危うい。今回のフロリダのリン酸岩は45年分は確保されるだろうとのことである。モンサントの子会社はアイダホでリン酸鉱とリンプラントを運営している。会社は高温の窯でP4を製造しさらにPCl3も調製しているが、収率向上も検討されている。リンの回収法として尿を集め、保存、抽出しようとしているが、臭いがきついこと、ごちゃ混ぜであることに苦戦している。ただし大都市の人口が増加しつづければこの過程は有望であるらしい。別の方法として微生物に廃液からリンを抽出してもらう試み、さらには排水から化学的に沈殿させる方法も検討されているが、充分ではなく、pH調整によって沈殿させることも検討されている。リン酸のこと、隣人とも話してみよう。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 25, p. 12. 特集記事はリンに始まって、米国版元素戦略っぽい内容も盛りだくさんである。
12.7.20

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根岸反応に使う

 有機亜鉛化合物は一般に、有機リチウム化合物とハロゲン化亜鉛とから調製する。その後、亜鉛上の有機基がPd触媒上に移動し、さらにPd錯体は有機ハロゲン化合物から供給される有機基とのC-Cカップリングを媒介する[1]。有機化学者はこれまで亜鉛アート型錯体であるモノアニオンが活性なトランスメタル種であると、当然のように考えていた。それに対してそうではないということが滴定実験を通じて提唱された。一当量の有機リチウム反応剤を使った場合には、クロスカップリングは進行しない。いわば苦労するカップリング状態で、亜鉛のモノアニオンを形成するのみである。それに対して過剰のリチウム反応剤を加えるとジアニオンRZn3(2-)(カウンターカチオンは2Li(+)、たぶん)が生じ、これが反応に関与する。ジアニオンの極めて重要な役割はEt2ZnBr3(2-)塩を別途調製し、別の反応助剤を用いることなく反応させたところ、クロスカップリングが進行したことで、実証している。
モノアニオン、ジアニオンってなによんと疑問な人は、原著も参考に

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 18, p. 32.
DOI: 10.1002/anie.201203547
12.7.19

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リグニンは木に含まれる

 高分子フェノール性化合物である[1]。幾人もの研究者がチャレンジする。このバイオマスフィードストックを切断し、フルフラール、レブリン酸[2]、γ-バレロラクトンを合成、これらからブテン、さらにはガソリンやジェットエンジンを導く反応開発である。この際、研究者らは、連続水相−有機相二相系反応システムで、植物を燃料に転換する工場では、2-(secブチル)フェノールを溶媒として利用していた。それに対して石油由来の溶媒より、バイオマスそのものから得られる化合物を用いることが検討された。その結果、熱い酸性溶液中、通常利用しているPd, Ru, Pt触媒がリグニンのC-O-C芳香族エーテル結合を加水分解することがわかった。ここでは有機相には、バイオマス由来のアルキル置換のフェノールである2-メトキシ4-プロピルフェノールならびに2,6-ジメトキシ-4-プロピルフェノールが、前者のみあるいはこれらの混合物として使われている。これによって中間生成物の合成や分離さらには触媒の回収も可能であると、研究者らは述べている。リグニン研究、リグライニングシートで考えてみよう。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 11, p. 36.
[2] 4-オキソペンタン酸
DOI: 10.1039/ c2gc35203f
12.7.18

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ホウ素原子は生来

 電子不足な性質を持ち、周期表隣接の炭素原子とは全く異なる振る舞いを、するまいと思ってもする。そんな中、ホウ素—ホウ素三重結合を有する化合物さらに四つのホウ素原子がSP2結合で鎖になった化合物(ブタジエンのホウ素版)が初めて合成された[1]。その結果を受けて、研究者らの一人は、適切な条件のもとでは、ホウ素も炭素の典型的な結合様式を採用できることがわかったとコメントしている。ホウ素を炭素の如く振る舞わせるためには、安定化置換基の選択が大切である。三重結合化合物であるボリンの場合には、二つの嵩高いN-複素環カルベンを使っている。今後、前者の、遷移金属でしか活性化できない不活性小分子に対する反応性を明らかにして、従来にはない反応様式を明らかにしたいと彷彿する抱負も豊富に述べられている。一方、四つのホウ素が連なる化合物の安定化は、鉄原子への配位で達成している。こちらは今後、より長いボロン鎖であるオリゴマーを創製すること、その興味ある電子特性を利用した新しい分子含有ボロン材料を確立したいとのことである。ホウ素を基盤とする構想も拡大中である。

[1] Chemical & Engineering News 2012 June 18, p. 11.
DOI: 10.1126/science.1221138、DOI: 10.1038/ nchem.1379
12.7.17

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世界大学ランキングの

 キングはどこか、自分たちはどこかが気になる。サウジアラビア、ジッダにある世界大学ランキングセンターが結果を発表した[1]。ここの評価は研究ベースである。指標として「構成員のクオリティ」、と言っても世界的なアワードを獲得しているかどうか、「研究のクオリティ」として、成果の公表先(論文)、引用回数、特許など、「卒業生のクオリティ」として、卒業後研究ベースで獲得したアワード、卒業生のうち会社の経営責任者として活躍する人の数、これらを大学の規模を加味して数値化したものに基づく。上位30大学は、アメリカ22校、英国3校、イスラエル、日本が2校、スイス1校だった。
 このサイトへはテキサス大学(UT)ニュースレターからたどった。そこへはノーベル賞受賞者が在籍することもランキングへの貢献度が高いとあった。1979年物理学賞受賞のS. Weinberg先生である。1982年からUT在籍であるが、自分のサラリーの交渉のおり「フットボールのヘッドコーチなみの給与を」と提案したところ「そんな法外な額は!」と一蹴されたという話を聞いたことがある。

[1] http://www.CWUR.org/
[2] http://www.utexas.edu/news/2012/07/05/university-of-texas-ranked-no-30-among-world-universities/
12.7.16

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ボールゲーム

 ボールがゴールに入れば得点できる。フェンスはない、でもオフェンスがボールを支配する。サッカー、ラグビー、アメフト、ふと気がつくと陣地取りをしている。バスケットは網(バスケット)にボールを入れる。助っ人も時には参加する。バレーは相手陣内で地面にボールがついた時点で得点になる。相撲みたいである。そんな中、野球は違うと、CBCラジオで山田久志さんとアナウンサーが会話していた。ディフェンスが球を支配する。球をどこかに入れて得点するわけではない。たまの出来事でもあり得ない。選手がホームベースに帰る。力を合わせて彼を家に帰そうという含意であるらしい。ドラゴンズは監督が替わってホームゲームの入場者数も気になるけど、幸い増加傾向。一点差ゲームが続けば、見たいファンも増えるかなみたいな会話も進んでいた。試合は9回表、思っていなかった展開が待っていた。これが野球である。基本一点加算で一発逆転のあるボールゲームは他にはない、たぶん。
12.7.15

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親子三人が

 床下で密かに暮らす[1]。時々家の住人が所有する物品をお借りするborrowersである。ただし身体が小さい分、ほんの少しでよい。生まれて初めて借り出しに出かける少女、父のガイドで角砂糖も手に入れた。つぎはティシュペーパー、でもそこには病気療養のため、しばらく前から滞在するショウがいた。あり得ないってとアリエッティは我を忘れて角砂糖も落としてしまった。小人の存在に気がつくショウ、フレンドリーに接したいと感じている。その家には四代前のおじいさまが、小人たちのためにと精密で精巧なドールハウスを組み立てていた。それを小人たちの家にそっとセットする。感激する少女の母親。ただし、その家の家政婦に見つかり捕獲されてしまった。動転するアリエッティ、機転を利かしたショウの助けで救出にも成功した。人間に見つかった以上、引っ越しをしなくてはいけない。Borrowersの一人である少年スピラーの待つ川岸に急ぐ。かつては小人たちを追っかけていた猫ニーヤ、引っ越し途中のアリエッティの居場所をショウに知らせる。このニーヤ兄やん猫のお陰で、ショウとアリエッティは最後の別れを果たすことができた。
ちなみに小人たちにとって、人間はhuman beansだった。

[1]米林宏昌監督「借りぐらしのアリエッティ」(2010).
12.7.14

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ヘキサセンは

 ベンゼン環が六つ横に、それぞれの環の1,2位と4,5位で縮環して並んだ構造の化合物である[1]。これまでの合成法は、ヘキサセン自体が、そうはサセンというほどに、面倒で低収率だった。そのため最適な電子特性に必要な分子の充填を有する結晶をつくることができなかった。そこで研究者らは窒素雰囲気下で、カルボニル前駆体を加熱することで青緑色のヘキサセン粉末を精力的に合成した。それらは暗いところでの保存では一ヶ月以上安定である。また蒸着によってヘキサセンの結晶を成長させ、一つベンゼン環の少ないペンタセンと同様にヘリンボーン型で分子がパッキングしていることも決定された。さらにトランジスタに装着することで、ペンタセンより高い効率と正孔移動度を示す予兆を示した。このことは、ベンゼン環の数の多いアセンを、あせらんと探索する価値も示している。現状それらは不安定であるというレッテルを貼ッテル人もいる一方で、一部の研究者らは、多目的に利用できる材料であるグラフェンの一次元の細長い一片としてなぞらえ、材料として多いに期待している。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 11, p. 37.
DOI: 10.1038/nchem.1381
12.7.13

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頑強な結合を持つ

 一酸化炭素、これを巧みに操りながら誘導して、たとえば二分子でエチレンジオレートに変換するような方法の開拓は困難な課題である[1]。たとえある金属錯体がそれをなし得たとしても、その錯体の再利用はできない。それに対してこの課題を単純なウラン錯体を使って解決し、工業的にも利用価値のある反応が開発された。ウラン錯体、裏庭んで調製されたかどうかは知らない。窒素上にアミノエチル基が三本結合した化合物(トリアミドアミン)でウランIII錯体をつくる。これが温和な条件下でO-C=C-O部位を含む化学種を形成する。ついでこの分子をハロゲン化有機ケイ素と反応させることでビス(オルガノシロキシ)アセチレンが形成し、さらに閉環反応によってフラノンに変換される。またヨウ化トリアミドアミンウランIVが反応中に生成し、これをウランIII錯体に復活させることで再利用できる。この系の単純さは、触媒的COの官能基化が実現可能であるかもしれないということを暗示している。ウラン錯体の話に、目も爛々と輝く。その先は遊覧船にでも乗って考えよう。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 11, p. 36.
DOI: 10.1073/ pnas.1203417109
12.7.12

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高校での講義が終わって

 多治見から楽じみにしていた太多線に乗る。「たいたせん」と読むらしい。美濃太田までのローカル線、も〜かるかどうかは知らない。単線でディーゼル、車両では、後から取り付けたエアコンと昭和の時代の扇風機が稼働する。直角イスに多治見で地味に座る。駅前には赤十字血液センターがあって、献血をされた方も乗車されていた。団結して血液提供に協力されている。時間帯は高校生の帰宅時間である。西日が入り込む車内はその熱気で溢れることもしばしばだった。ときどき駅ですれ違いの列車を待つ。美濃太田駅では、わずかな遅れを詫びるアナウンスも入る。列車はここから高山本線に入り岐阜に至る。岐阜−多治見間は名古屋経由と二経路ある。ただし料金が違う。多治見駅の料金表には二通りの表示があった。トイカの支払トはイカんのかなどと考えていると岐阜駅に着いた。ローカル線の旅、荷物はカル〜くはなかった。分子模型45個分の重みが伝わるキャリーバッグである。わきゃり〜ますか?この感じ
12.7.11

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Peakcock Shrimpと言う名の

 4インチほどの大きさのエビ、優れた赤色の拳を持つ[1]。人間は通常、拳をつくってなにかを殴るとこちらもダメージを受ける。それに対して、エビは攻撃の後も、拳にダメージを受けない。このことイメージが難しい。また四分の一インチ以下の拳は200ポンドの力を発し、水族館のガラスの破壊も可能であること、22口径弾よりも速く加速できることなど特徴的であるが、この力を使った餌の捕獲は水中で数千回も繰り返される点、驚きである。そこでこの強靭で弾性のある材料は何か?走査電子顕微鏡、X-線回折などを駆使して解明された。その結果、三層構造になっていることがわかった。高密度なヒドロキシアパタイトが表面に施され、これは酸化ジルコニウムや炭化ケイ素のような高温エンジニアプラスチックよりも強い。拳の二層目は、高分子の一種である柔かいキチン質のファイバーがきちんとヘリカル螺旋状に配列しており、それらは非結晶質の無機物で覆われている。最後にキチン質で拳の回りがラップされている。しかも二番目とこの外側のキチン質の配列も異なっていた。現在利用されている防弾チョッキ、(貯金すれば買える?)も層構造をしているが、衝撃を受けた際にはその部位を交換しなくていけない。そこにこのエビの拳のような力を持たせ、これぞエビでんすと衝撃耐性テストをしてみたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2012 June 11, p. 6.
DOI: 10.1126/science.1218764
12.7.10

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サイエンスライター

 で道も開いた〜先生の講演を拝聴。医薬研究は「あちらを立てればこちらが立たずの繰り返し、副作用の完全な回避は不可能、ベストバランスを求める「最善の妥協こそが創薬の本質」(こりゃ創薬には限らんわなあと思いながら聞く)医薬として世に出るのは約2万分の1という統計があるけど、おそらくそれ以上、約15年の歳月と数百億円の経費、世界10カ国ぐらいの国に開発力があるが、それでも今では15~20種類くらいしか世にでない。また医薬品業界の2010年問題:大型医薬品の特許が一斉に切れ、各医薬メーカーの収益に重大な影響をもたらすと懸念されている。実際大手製薬メーカーの主力製品の特許が切れ、ジェネリックに移行する。本来だとこれに代わる医薬品開発を行い、商品化すべきだったが「1、新薬の種切れ、2、新薬承認基準の厳格化、3、合併の弊害、4、技術の進歩」が主たる要因となって現在に至る。それでも低分子医薬品が抗体医薬と交代して牽引し始めていること、合成化学者のチャレンジすべきことなども含めて盛りだくさんの講演だった。これからも「サイエンス、ええんですなあ」と読み込ませる、さらには美術鑑賞を超える世界を提供していただけるよう念じています。読み手も殺到しますように
12.7.9

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クラクフの

 本屋さんに行こうと誘われた。日本の漫画はないかとコーナーを探す。「犬夜叉、るろうに剣心」が棚にならんでいると教えてもらう。「ドラゴンボールZ、スラムダンク、ワンピース」はまだないかと言いながら、張り切って春樹先生をさがす。文学アルファベットには横幅90cmほどの棚が16並ぶ、それぞれ5段である。MのコーナーでMurakamiを発見。合わせて棚一つを占領、やっタナ〜と感激のあまり一冊を手に取る。題名がわからない、でも裏表紙の次に日本語題名が記されていた。「羊をめぐる冒険」舞台は北海道。「アフターダーク」こっちは不夜城の都会「ダンス・ダンス」に「海辺のカフカ」かすかどころが今でもストーリーが飛び出す。1Q84も相当のスペースを占めていた。翻訳のとき、それぞれの地名はどうしているのかと思いながら次へ進む。そこには「世界の終わりとハ—ドボイルド・ワンダーランド」を読み聞かせるポーランド語のCD(14時間)、シンディられない、でも買うのを我慢した。
12.7.8

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強い日差しの中

 クラクフ旧市街でヤギェウォ大学を捜す。やべえよ〜見つからない。地図を読み違えた。ポーランド語で記された通りの名前と地図に記載の名前の照合を繰り返して、大学公園なるところに入った。市民の憩いの場ですヨ〜というところに、格調あるレンガ造りの建物が並ぶ。1500年頃コペルニクス先生もここで学ばれた。大学構内といってもどこまでかわからない一角に先生の銅像もある。この大学が輩出した人として、ヨハネ・パウロ2世、ベンゾジアゼピン(精神安定剤の一種)開発のL. H. スターンバック、ノーベル文学賞受賞者V.シンボルスカ女史ら(Wikipedia情報)が名を連ねている。ポーランド最古で最高の大学、ワルシャワ大学のランクを抜くこともあるらしい。が多分、刹那は気にしていない大学だと思う、なにせ1364年、当時のポーランド王によって設立された。ホーランドが他の国の領土になっても、二度の対戦を体験しても、政治体制が共産圏になっても大学は大学として存立している。
12.7.7

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halitosis

 「口臭、臭い息」とある。講演[1]は、呼気の臭いを、フルーティ臭(アセトンがベース)、アンモニア臭(アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミンがベース)と糞便臭(硫黄系)に分類することから始まる。そのうち硫黄系が主題である。化合物としては硫化水素(H2S)、メルカプタン(MeSH)、ジメチルスルフィド(Me2S)が関わる。これらは体内のアミノ酸であるメチオニンやシステインが分解、メチル化を経由して生成する。ただし臭いの主たる原因は二種類ある。一つは口内の主に舌の凹みに蓄積されてそれが吐き出される場合であってH2SとMeSHが関わる。こちらは舌を洗浄シタりすればよい。それに対してMe2Sが吐き出される場合には、血液感染性の肝臓の疾患によるらしい。システインが体内にたまりメチル化が進行しすぎて、それに至るとのこと。自分には初めての単語が目や耳から入る。それらをともかくアルファベットだけを書き留めた。門外漢は、息詰る思いで拝聴し、時に行き詰った。後から辞書に聞いた。肝硬変、高メチオニン血症、肝性口臭、システアミンの投与による治療などだった。講演ではビールにも低濃度のMe2Sが含まれていること、疾患を有している場合と健常者では、飲酒の後しばらくしてからの呼気中のMe2S濃度に違いがあるとも紹介されていた。
確かに有機硫黄化学の範疇ではあるが「sulfur flatus, breath flatus」という言葉が飛び出す講演、自分にとっては初めてだった。

[1]講演者は、オランダA. Tangerman 先生、歯周病学科に所属する。
12.7.6

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口頭発表の座長

 先生の名前の発音がわからない。初対面である。セッションの開始時刻も近づく。間近になって直にお話できた。ビグニアフ・ウィモロックだと発音すればよいと教えてもらった。米国からの参加者である。で「日本のどこから来たのか?」「岐阜、知っていますか。名古屋が近い」「以前に岐阜へ行ったことがある。長谷川先生を訪問した。今は亡くなってしまわれたけど、その後はShuji Ishidaか」農学部の石田先生は「ひではる」先生のはずだけど、海外ではShujiかなと思いながら「岐阜大学が誇る伝統ある糖鎖合成の研究室で、長谷川先生、木曽先生、で石田先生はその次の世代」であると話した。15分の講演が始まる。光照射下でのグリコチオールの付加、不飽和部位二箇所で起る。糖鎖合成について質問でるやろかと一抹の不安の中、The paper is open for discussion.で複数の手が挙がった。ポーランド人、次にはルーマニア出身で現在フランスで研究者として過ごす女性からも出た。国際色豊かだったけど、聴衆が超少なかったかな。
12.7.05

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ポスター発表会場で

 Dr. Muraiと呼び止められた。そう言うくらいなら知り合いか?でも違った。ウクライナの研究者だった。しばらく前に学位を取得。フランスの大学と自分の大学が連携していて、都合フランスに1年、地元で2年研究を続けた結果である。C-H結合のほとんどをC-F結合に置換えたチオアミドを原料にしている。大学の所在がキエフなのでFだらけなのかもしれない。そう言えばここのボスが招待講演をしていた。またボスからは発表の後に質問ももらった。チオアミドジアニオンにどんな電子求引性置換基を入れることができるのか、CF3CH2が窒素上に結合した化合物ではやってみたかなど。その続きを受けてポスター発表者は、あの反応を自分たちも使って環状化合物を合成してみたいと感情を抑えて話す。今回の発表では紹介しなかった例を挙げた。「村井君のブログ」は読んでもらっていないけど、ギフ発の論文がキエフの方の目に止まっていた。いくつか論文を寄附させていただくことにもした。
12.7.4

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ユーロ2012

 共同開催国の一つポーランドでも大いに盛り上がった。町にはそのロゴをあしらった商品が並び、駅には特設のコーナー。人がこ〜な〜いわけはない。ホテルではスコアが掲示され、レストランにはそれにちなんだメニューにテレビ観戦も勧めていた。スペイン人の講演者の紹介には、準決勝の勝利に対する祝いの言葉も含まれていたが、かたや彼らは「スペインがpain(痛み)を感じる日はない」と確信しながら「決勝の相手が、どいつであろうと、なんでもイッタレヤ」みたいな感じで推移を見ていた。
 キエフで行われた決勝戦が終わって数時間後、自分たちの搭乗していた飛行機が着陸体勢に入る頃、機長が貴重な情報をもったいぶりながら伝える。ユーロ2012では4-0でどちらかが勝利、そのチームは言わないが、母国のチームの敵討ちをしてもらったようなものでうれしい。ただし負けたチームを応援していた人たちも気にしないで。とかいいながら結局、スペインの勝利を告げた。
12.7.3

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意識朦朧の中

 会場に向かった。フラーレンの話に始まり、酸化条件でC=Sがなんで還元されるの、縮環型チオフェン、構造決定は慎重に、みたいな感じで満足に学ぶこともできないで閉会式に入った。予期しない事も起こる中、なんとか一丸となって運営されてきた主催者に感謝とこれを次に引き継ぐ事も大切である。2014年トルコ・イスタンブールでの開催が公表された。ヨーロッパとアジアにまたがる大都市。ヨーロッパ風の音楽に合わせて、街並やコンファレンス会場も紹介された。まずはトルコに行っとることにして、様々な情報を集めてみたい。意識がしっかりとは回復することもなく、列車でクラコウ(クラクフ)へ移動した。苦楽(ふ〜)を繰り返しながら車内で過ごす。車窓からは見事な牧草地帯も見えるけどカメラで切り取る気力もなし。となりのおばさまには「日よけのために移動したらいいよ、リクライニングになっている」とか、親切にしていただいた。
12.7.2

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オグロジェニエツ城に

 バスで到着した。鷲の巣街道とか呼ばれているこの地域には古城が多い。根性と時間がないと全部の見学は難である。古くは13世紀にモンゴルの侵攻を受けて破壊された。修復したら現在のチェコ、修復したらスウェーデンが城を破壊した。それを繰り返して修復をやめたら攻められなくなったとか聞いた。石灰岩で出来上がった城郭のかなりの部分は破壊された状態であるけど、説明によれば基本構造は残っているらしい。らせん階段を先生らと上り下りして時間が過ぎた。再びバスで移動。昼食から3時間ほどで、また食事を提供された。ただしノンアルコール、その後、フォークソングやダンスが催される会場で、総勢50名ほどのダンサーにオーケストラの生演奏。小学生や小さな子供たちもそれらに聞き入っていた。終了後、再び食事の会場に案内された。先ほどの食事はおやつだったらしい。おやっと思ったけど今度はワインにポーランドウオッカ、一気に飲み干すウオッカはおっかないけど、注がれるままに興じてしまった。
12.7.1

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