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細胞組織を成長させるために

 使われる、組織やゲルを接着させるとき、医師は通常、熱、光あるいは反応種で活性化させた高分子接着剤を用いる。それに対して、より単純な別の、固体の粒子を含んだ接着剤を使う方法が、報告された[1]15-50 nmの直径のシリカ粒子の水懸濁液は、重なり合わせたポリジメチルアクリルアミド(PDMA)をしっかりと繋ぐことができる。しかもこれらが水に浸っている場合でも、いたって良好に接着できることが示された。接合は、ナノ接着剤と光圧を30秒あてることで、形成されて、相当に強い。引きはがそうとすると、接合部が外れる前にゲルがこわれてしまう。それぞれのゲルからの高分子鎖が、多点で粒子に吸着し、ゲル表面に接合しているためである。得られたナノ粒子接着剤を使って、子牛の肝臓の断片を繋ぎ合わせた場合にも同様であった。研究者らは、この接着剤を動物の外科手術でもテストすることを計画している。パリで開発された、パリっとする糊(glue)。グルになって挑戦したかもしれない。

[1] Chemical & Engineering News, 2013 Dec, 16, p. 23.

DOI: 10.1038/nature12806

14.1.15

 

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