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NHCカルベンが

 配位子として働き金属錯体を形成する時には、カルベン炭素は通常反応せずに残る。ただしある状況では、その炭素も反応する。その模範になるかどうか不明だけど、その典型的な例が報告された[1]。研究者らは、安定なイミダゾリウムカチオンをイミノNHC中間体に変換した。ついでHf(CH2Ph)4を加えてハフニウム錯体合成を試みた。その結果、カルベン錯体は得られず、カルベン炭素とハフニウム金属が入れ替わった錯体になった。形式上Hfは、1,2-ジアミノエチレンの二つのアミノ基と結合し、五員環を形成、イミノNHCのイミノ基窒素の配位も受けている。一方で、もとのカルベン炭素、N2C:だったものがR3C-に変わるべんである。ここでRHf上に結合していたCH2Ph基でしかもR3C-Hfと結合している。反応では全体として、中性だったイミノNHC中間体がジアニオン型キレート配位子に変換され、N-C結合が切れ〜とったんである。

[1] Chemical & Engineering News 2015 April, 6, p. 23

DOI:10.1039/c5cc01560j

15.4.29

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