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化石燃料や

 将来減少し始めたとき、糖鎖や他のバイオマスから調製できるレブリン酸は、プラットフォームケミカルとして大いに期待されている。そこで化学者は、レブリン酸や関連するバイオをもとにしたプラットフォーム化成品を、より川下の化学原料に変換する多くの反応を探索してきた。これらのプロセスの多くは、改変された微生物を使った発酵法である。一方で、大スケールでも、より迅速で経済的な化学反応も模索されてきた。そのうちもっとも最近の例がレブリン酸の過酸化物を用いた選択性をスイッチできる酸化反応である[1]。酸性条件下、過酸化水素酸化によってコハク酸が得られる[2]。一方で同じ反応を塩基性条件で与えると3-ヒドロキシプロピオン酸が得られる。バイオベースのコハク酸は、高分子、1,4-ブタンジオール、無水マレイン酸、フランを製造する成長力のある化合物であり、3-ヒドロキシプロピオン酸は、高分子、アクリル酸、アクリル酸エステルの原料である。特許出願中のこのプロセス、工業化も検討されている。レブリン酸、プリンでも食べて考えよう。化石燃料の代替で、稼ぎたいと思うかもね。

[1] Chemical & Engineering News, 2015 March 16, p. 27.

[2] DOI:10.1039/c5gc00098j

[3] DOI:10.1002/cssc.201500025

15.4.10

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