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大気汚染の悪化と

 アレルギー患者数の増加との間には、関連があることが知られている。ただし、この相関に関する可能性のある分子機構については、聞こうと思っても、ほとんど知られていなかった。その中、大気汚染物質であるオゾンや二酸化窒素が、樺の木の花粉のアレルゲンであるタンパク質Bet v1をどのように化学変換するかが、ドイツのMax Planckの研究者らによって明らかにされた[1]。その結果、タンパク質のチロシン残基がオゾンによって酸化され、反応性酸素中間体を形成する。この化学種が次に二酸化窒素と反応し、ニトロ化チロシン与える。一方で反応性酸素中間体が、別の酸化中間体で、二量化する経路もある。これらのタイプの修飾で、抗体が認識する抗原構造であるタンパク質の抗原決定基が改変されるか、新しい抗原決定基が形成されることで、タンパク質のアレルギー性が向上する可能性が記されている。オゾンに依存した既存の反応が最初に起こるらしい。

[1] Chemical & Engineering News, 2015 March 30, p. 31.

15.4.23

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