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パーキンソン病患者の

 脳では、α−シヌクレインが蓄積し線維が形成される。そのタンパク質は、四つのチロシンを持ち、それらのいくつかがニトロ化されると、線維の形成が促進されて、神経崩壊が起こり易くなる。このチロシンのニトロ化を制御する既存の方法の特異性は限定的であり、その現象を解明することも困難だった。その中ETHローザンヌの研究者らは、固相のペプチド合成法、天然の化学連結法と新しい脱硫法によって、α­−シヌクレインの特定の部位一カ所か二カ所のニトロ化、「通常は、しにくいで〜」という方法を、初めて開発した[1]。これによって、α−シヌクレインにおけるチロシンニトロ化の効果、オリゴマー化、線維の形成に関する研究が可能になる。さらにこのアプローチによって、「抗体の開発や、パーキンソン病患者の脳で、会合体形成するα−シヌクレイン種の検出と定量化する方法の開発が加速される」と研究者らは述べている。チロシンに関する自信ある成果である。

[1] Chemical & Engineering News, 2015 March 30, p. 30.

DOI: 10.1021/ja5131726

15.4.21

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