« スペインの建築家 | トップページ | 自己洗浄式材料 »

有機触媒と光レドックス触媒の

 組合せが実を結び続けている。Ir光触媒とチオール有機触媒を使うことで、アリール基を直接アリルsp3C-H結合に付加させることを達成した[1]MacMillanらはこれまで、触媒コンボ(混紡でもこん棒でもない、combination)によって、アルデヒドの非対称アルキル化、アルデヒドのα-トリフルオロメチル化、アルデヒドやケトンのβ-アリール化を行ってきた。新しい反応では、電子不足な芳香族ニトリルをオレフィンに連結することができ、多くのタイプの分子をつくるのにお手軽な方法である。ここでは二つの触媒サイクルが結びつくことで反応が進行している。光レドックス触媒は、電子移動によって、芳香族ニトリルを寿命のあるラジカルに変換する。同時にチオール有機触媒は、オレフィンからアリル位水素を引き抜き、ラジカルを導く。ついでこれら二つのラジカルが巡り会って生成物を形成する。触媒コンボ、今度試してみませんか。

[1] Chemical & Engineering News, March 9, p. 35.

DOI: 10.1038/nature14255

15.4.1

|

« スペインの建築家 | トップページ | 自己洗浄式材料 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。