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原油を精製した時

 ベンゼン、トルエン、キシレン(BTEX)の混合物が特に難題である。これ何だい?ではない。これらは類似の芳香族特性のために分離することが難しい。一方で、それぞれ個別には価値のあるフィードストック(工業用原材料)である。たとえばp–キシレンは、テレフタル酸ポリエチレンを導くモノマーの前駆体である。その中、研究者らは、BTEX成分を環境調和型で分離する方法を開発した[1]。シクロデキストリンがベースになったMOFCD-MOFs)を使う。それはγ-シクロデキストリンとアルカリ金属カチオンの拡張型多孔質ネットワークであり、この空間を利用して分離が可能になる。シクロデキストリン部位とO-キシレンとの間の相互作用は、化合物をCD-MOFの中に、より長く留めることになるけど、p-キシレンは、より簡単に通り抜ける。CD-MOFはキログラムスケール合成できることから、現在使われている流動型の技術の、よりグリーンで経済的な別法として提案されている。CDとキシレン、切れん関係である。

[1] Chemical & Engineering News, 2015 April 6, p. 23.

DOI: 10.1021/ja511878b

15.4.30

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