« アクチニド化学を | トップページ | 半導体ポリマーで »

粉になった

 パルメザンチーズをふんだんにかけるとスパゲティが仕上がる。ただしそれがチーズの王様であるパルメザンチーズであると、どうやって判断するのか、地図もなくて難しい。そこで研究者らはパルメザンへの他のチーズの混入や、全くの偽物であるかを決める一助になる方法を開発した[1]。研究者らは以前、貯蔵飼料を食べて育った牛からのミルクやチーズには二種類のシクロプロパン脂肪酸(CPFAs)がわずかに含まれていることを発見していた。これはおそらく貯蔵飼料の中の乳酸を製造するバクテリアのためである。そこで今回ガスクロマト−質量分析スペクトルを用いて304のチーズサンプルの中のこれらの分子が探索された。EUのチーズに関する規制では貯蔵飼料を与えることを禁止している。その結果、貯蔵飼料で育てた牛からのGrana Padanoでは、脂肪分1 kgあたり300-830 mgCPFAsが観測された。この方法でパルメザンチーズの不要成分もわかるめざんである。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 6, p. 10.

DOI:10.1021/acs.jafc.6b00913

16.6.28

|

« アクチニド化学を | トップページ | 半導体ポリマーで »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。