« 四つの新元素 | トップページ | 貴金属は »

鳥の肌や

 蝶蝶の羽のような自然界で見られる明るく強烈なある種の色は、色素によってつくられるのではなくて光と相互作用する物理的なナノ構造でつくられる。いわゆる構造色である。想像してみよう。そのような色はしばしばチラチラ光り、赤と緑は青の色合いになる。これらの特徴が構造色を使ったペイントやコーティングをつくることを制限している。それに対してつや消しの色が目的である。その中研究者らは、純粋なつや消しの色のフルスペクトルをつくる方法を開発した[1]。ここでは高分子をエアポケットでパターン化している。理論的考察は、つや消しの赤をつくる最も良い方法は空気と同様の屈折率を持つ粒子を使うことを示唆していた。このアイデアを確かめるために、ポリエチレングルコールジメタクリレートにシリカナノ粒子を分散させた。ついで交差連結させ固体樹脂を導いた。次に酸を使って、シリカを溶かし直径およそ200 nmのエアポケットをつくった。これがつやのない赤色フィルムになり様々な表面に適用可能である。168 nmあるいは185 nmのシリカ粒子を使って青と緑もつくられた。つやのない色、いつぞや使われるに違いない。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 May 23, p. 8.

DOI: 10.1021/acsami.6b03217

16.6.15

|

« 四つの新元素 | トップページ | 貴金属は »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。