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ナノワイヤ電池電極

 そんなのはいや、とは言わずに読んでほしい。それは小さな設備面積でかなりな電力を提供することができる、ただし壊れ易い。その中研究者らは、二酸化マンガン(MnO2)でコートした金ナノワイヤに注目した[1]。それは可能性のあるリチウムイオンバッテリーの陰極材料である。そのワイヤの性能が、通常の電解液あるいはポリメチルメタクリレート(PMMA)ゲル電解液の、二種類で検証された。その結果、液体電解液と組合わさった陰極は、2000-8000回の充電サイクルが可能だった。一方でPMMAゲルとのそれは100000回の充電と放電でも持続した。しかも故障を促すシステムを組込んでいたにも関わらずである。ここでゲルはMnO2を適切な位置に保持し金から離脱するのを防いでいるか、あるいはゲルがゆっくりとMnO2の孔に中にしみ込み、それを柔軟にして砕けることを防止している可能性がある。どちらにしてもこれによって、電荷を保持することが決して終わらないバッテリーに近づいた。人の方が先に、へばってり〜になるかもしれない。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 May 9, p. 8.

DOI:10.1021/acsenergylett.6b00029

16.6.4

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