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工業的推計によれば

 毎年、生体系や環境のサンプルのイオン濃度の測定が、イオン選択的電極(ISE)を使って、10億回以上行われている。この測定は工学的な実験用器具を使って行われるが、それは数百ドル以上のコストが必要である。それに対して近い将来、安価で使い捨ての紙ベースのシステムがつくられる可能性がでてきた。研究者らは一枚のろ紙に、電位差測定のセルを乗せることで、ISE測定を単純化した。この安いシステムはプリントしたポリウレタンをもとにしたマイクロ流体のチャンネルからなり、水溶液の流れ、イオン交換に使われるようなイオン選択的な膜、参照膜、謄写で印刷したAg/AgClを制御している。単純な電圧計が読み取り素子として使われている。研究者らは、別の紙ベースの検出と比べて、新しい使い捨ての素子は、注意深い組立、前処理、較正が不要である。血清中の塩化物イオンやカリウムイオンレベルの測定では、20 μL程度のサンプルでも、高い再現性を示し、威厳を保っていた。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 6, p. 8.

DOI:10.1002/anie.201603017

16.6.23

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