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貴金属は

 高価なため、これを使っている燃料電池や触媒コンバーターで、その効率を向上させる方法が探索されている。その中今回、原子的に薄い貴金属を安価な金属カーバイドが、か〜ばったタイプのナノ粒子触媒が開発された[1]。研究者らは、酸化タングステンナノ粒子を(NH4)2PtCl6と反応させ、ついで粒子をシリコンナノスフェアで包み込んだ。ついでその材料をメタンと水素の混合物に入れ、温度を徐々に900 °Cまで上昇させた。最も低い温度では白金クラスターは酸化タングステン上に形成していたが、温度上昇に伴って表面材料は白金とタングステンの混合物に移行していき、さらに白金・タングステンカーバイドになった。貴金属は遷移金属カーバイドに溶けないため、白金はそこから分離しタングステンカーバイドコアの回りで殻を形成した。同様に混合金属殻もつくられた。これらを使ったメタノールの電気酸化を試したところ、Pr-RuあるいはPtをコートしたタングステンチタンカーバイド触媒は、より安定で、現在市販されている触媒よりも10倍活性が高かった。貴金属のための基金も有効利用できそうである。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 May 23, p. 9.

DOI: 10.1126/science.aad8471

16.6.16

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