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半導体ポリマーで

 発光ダイオード、太陽電池、トランジスターに利用されるものの開発は1980年以来、すでに長い年月が経過している。その中チオフェンのような基本となるモノマーを用いて、ものま〜ねではないけど、高分子の電子的特性をより良く制御することができる点、特徴的である。直近の日本で開発された例では、イミドで官能基化されたテトラチオフェンを新しい電子不足半導体高分子ブロックとして利用している[1]。ここではすでに電子受容性が向上することが知られているビチオフェンイミドをもとにその特性向上のために、多段階合成でN-アルキル基を有する化合物の縮環した二量体が導かれた。さらにこのダイマー(TBI)と、チオフェンあるいはチアゾールをもとにしたモノマーとで共重合体を合成している。得られた分子は分子構造に依存して、太陽光発電やトランジスター素子としては、p型あるいはn型半導体として作用できる。大魔神級のダイマーです、まじで。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 6, p. 10.

DOI: 10.1002/adma.201601373

16.6.29

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