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 多孔性金属有機構造体(MOF)の化学的・物理的特性がコンピューターによって解析された。その結果、そのうちの一つはガス混合物からキセノンとクリプトンの分離にかなり威力を発揮することがわかった。ついで実験的にこの予見が確認された[1]。キセノン、クリプトン、酸素、窒素、二酸化炭素などのガスは、価値のある核分裂性の材料を抽出するための使用済み核燃料の再処理の際に発生する。再処理施設では、極低温蒸留を経て放射性同位体を含むガスをトラップし分離するけど、この方法は効果的なるも高価でありエネルギー負荷も高い。そこで新しい気体分離が期待される中、燃料の再処理の間に、先のキセノンとクリプトンを分離できる吸着剤が探索されていた。非放射性キセノンは、商業用照明、イメージングや他の応用に利用でき、一方で回収されたクリプトンは長寿命の同位体を含み、隔離する必要がある。ここで研究チームは、カルシウムイオン、スルホニルジベンゾエートから作られたSBMOF-1が、サイズ排除によってガス分離できる最も優れた候補であると同定した。ただしキセノンから換気扇はできないノンである。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 27.

DOI: 10.1038/ncomms11831

16.7.15

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