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地球上のすべての生物は

 アミノ酸の左巻きの鏡像異性体からほとんどのアミノ酸をつくっている。科学者は長い間、なぜ右巻きに優先して左を自然が選択したのかを右往左往せずに探索している。太陽の回りで形成されて1969年オーストラリアに落下したマーチンソン隕石には多くのアミノ酸が含まれていたけど、その中は左巻きがわずかに多かった。これはわずかな鏡像異性体の差が生命を左か右にするかをきめるのに十分であることを示している点で重要である。このキラルの優位性が銀河系の歴史のどこまで遡るのかも明らかにしたいとしていた。その中今回、星間のプロピレンオキシドが、最初のキラル分子として発見されたことが614日に発表された[1]。研究者らは、星間雲であるSagittarius B2North、そこでは180の既知の星間分子の内の1/3を発見しているが、その中に分子を検出した。さらに三つの特徴的なラジオ波吸収があり、それによってプロピレンオキシドであると同定した。ただしこの観測では鏡像異性体の区別はできず、今後は円偏光を使った観測を行う予定である。精悍な人たちが星間に挑んでいる。静観するしかない。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 20, p. 4.

DOI: 10.1126/science.aae0328

16.7.5

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