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ポリマーを

 リサイクルするための分類スキームには、スキムミルクはない。またポリカーボネートも別のカテゴリーで埋立て処分が主である。これはコンパクトディスク、ヘッドライトレンズなどの用途で、年間数百万トン製造されているそれらを、通常の方法では簡単にリサイクルすることができないことを示している。その中これらの廃棄ポリカーボネートの埋立て以外の処理ができそうなプロセスが考え出された[1]。これによってポリカーボネートの、炭酸塩存在下簡単にポリ(アリールエーテルスルホン)とビス(アリールフルオリド)への変換が可能になる。炭酸塩はポリカーボネートの解重合を開始し、得られた反応性フェノキシド中間体は、スルホンを含むフッ化アリールと反応し、二酸化炭素の放出とともにポリ(アリールエーテルスルホン)を与える。研究者らは計算化学による研究も行い、炭酸塩が二重の作用を司っていることがわかった。求核攻撃によるポリカーボネートの分解と、後に形成するフェノレート二量体とフッ化アリールとの反応を促進している。苦心もしているかもしれない。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 July 11, p. 10.

DOI: 10.1073/pnas.1600924113

16.7.30

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