« 激しい運動を | トップページ | ペルージャ »

分子内の元素の

 酸化状態は、電子を数えたり、構造・結合様式を決めるのに重要な手段である。そこで高酸化状態はどこまで高くなるかという好奇心が芽生える。実際-4から2014[IrO4]+が報告されて+9まで拡大している。これを報告したミネソタ大学の研究者らは、+10が見れそうだと今回予測している[1]DFT計算を使ってPd, Pt, Ds(ダルムスタチウム)化合物の電子構造が予測された。その結果、[PtO4]2+では+10が導かれた。 [IrO4]+のようにこれらは中心金属原子が十分な価電子を持ち、高い電荷はフッ素や酸素のようなサイズは小さくて電気陰性度の大きな配位子で安定化されている。さらに+10候補の分解過程を計算したところ[PtO4]2+は安定で、[IrO4]+と同様のテトラヘドラル構造で四つの末端Pt=O結合を持つ。合成は、酸素存在下、金属標的にパルスレーザーで衝撃を与えると、小劇場ではなくて研究室で可能であるらしい。

1[] Chemical & Engineering News, 2016 June 20, p. 7

DOI:10.1002/anie.201604670

16.7.8

|

« 激しい運動を | トップページ | ペルージャ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。