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プルトニウムのような

 アクチニド、奥地にあるかどうかは知らない。ただし使用済み核燃料の中のそれを回収・再利用できれば、核廃棄物も削減できる、その中研究者らはその回収に利用できる頑丈な配位子を開発した。配位子は、ピリジル基の2,6位にトリアジンが組込まれている。さらにトリアジンの窒素原子上には、ヒドロキシあるいはジヒドロキシプロピル基がぶら下がっている。これが、核分裂の間に生成し燃料に残存するランタニドや周期表にある別の元素を抑えて、アクチニドに選択的に配位する。そのバインド力のテストのために、核廃棄物のサンプルから抽出したアクチニドとランタニドの有機溶液に配位子を加えて、水で抽出した。その結果水層には配位子にバインドして放射性アクチニドが、もとの溶液中にある95%ほどが回収されていた。配位子のバインド能は、強酸中や、使用済み燃料が放出する通常の放射線の2000倍の200キログレイの放射線を浴びせても、保持されていた。なのでほじくらなくてもよい。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 July 4, p. 10.

DOI:10.1021/jacs.6b03106

16.7.23

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