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リチウム硫黄バッテリーは

 理論的には現在使われているリチウムイオンバッテリーより、一桁大きなエネルギーを蓄えることができる。ただし硫黄の電気伝導性の低さのために、高エネルギーを貯蔵できるリチウム硫黄カソードを設計することが難しい。そのため技術者は導電性の炭素をもとにした化合物の添加を展開しているが、それによって硫黄の量が減少し、エネルギー密度が低下する。その中今回、従来のものよりも10倍密に硫黄が含まれたカソードが開発された[1]。アセチレンブラック、多壁カーボンナノチューブの組合せで高い導電性を確保しカソード内に硫黄を組込む空間が保持されている。従来のカソードでは1から2mg/1cm2だったのが新しいそれは1 cm2あたり10 mgの硫黄を含む。このカソードとリチウム金属アノードで作成されたバッテリーは、典型的な携帯電話のバッテリーのおよそ8倍のエネルギー容量だった。また50回の充電・放電のあとでも、それは91%の電気容量を維持していた。カソードが仮想ど的ではなくなってきた。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 20, p. 7.

DOI: 10.1021/acsenergylett.6b00104

16.7.11

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