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三級アルコールを

 ケトンから合成する場合、通常有機金属反応剤をカルボニル炭素上に攻撃させる。ただし有機金属反応剤が標的のカルボニル以外にも反応する場合もあり、反応で利用できる基質に制限があり威厳も縮小する。加えて医薬品候補を導くための不斉反応に展開する場合には、化学量論量のキラル添加物を加えなくてはならない。これらの課題を乗越えるために今回、触媒量の水素化銅とキラルホスホラン配位子を用いて、エンインのような複数の不飽和部位を有する炭化水素をケトンに付加させる反応が開発された[1]。反応は様々なカップリングパートナーを利用でき、高収率・高エナンチオ選択性で進行する。多くの例では、二つの隣接するキラル中心を有する複雑な化合物が構築されている。さらに配位子を最適化させることで、オレフィン由来の求核剤の不斉付加の、よりパワフルなツールとして利用範囲の幅広い合成法になり得る。三級アルコール合成、Thank you

[1] Chemical & Engineering News, 2016 June 13, p. 8.

DOI: 10.1126/science.aaf7720

16.7.3

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