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アミロイド-β血小板は

 アルツハイマー病の顕著な特徴の一つである。ただし科学者は、何がこのペプチドの凝集体の形成を引き起すのか、何が脳組織を取り囲むようにさせるのかをまだ理解できていない。その中ネズミや人の脳の中の血小板の三次元イメージをつくる新しい技術が開発された[1]。それをつくるためにまず、抗体あるいは低分子色素を使ってアミロイド血小板が染色された。ついで脳組織を様々な有機溶媒を使って脂質を除去し、組織を透明にした。最後に光シート顕微鏡を、ひっかり使って数時間かけて組織の個別の部分のスナップショットを集めることで、全体の像が見えてくる。ネズミの血小板のサイズは概ね均一だけど、人のそれはより変化に富み、あるものは大きくて複雑な形だった。研究者らはこれをもとに結晶の変化が患者さんの病状の進行の違いに相当するかどうかを解明しようとしている。さらに血管、別の脳の部位や様々なタイプの細胞を染色することで、血小板の周りの環境をより深く理解したいとしている。なおそれでご相伴になれるかはわからない。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 18, p. 8.

DOI: 10.1016/j.celrep.2016.06.060

16.8.6

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