« 地上から洞窟に | トップページ | 多形 »

およそ40億年前

 彗星と小惑星が地球に衝突し、地球の大洋が蒸発したころ、バクテリアと古細菌の間の全生物最終共通祖先(LUCA)が原始の熱水孔で誕生していた[1]。今回この結論に至った研究者らは、現在のバクテリアと古細菌のゲノムを、バイオインフォマティクスを使って、6百万の有機体の遺伝子をLUCAのライフスタイルの基礎が形成された頃であると考えられる数百まで数を絞って分析を行った。この一連の遺伝子によれば、LUCAは熱を愛する好熱細菌で成長には酸素が不要である。代わって鉄、ニッケルのような金属に依存して、水素を電子供与体として窒素や二酸化炭素を固定していた。LUCAはおそらくエネルギーのためにイオン勾配を利用し、生化学者にはなじみのある多くの共同因子を、いいひんし、ではなくて、フラビンやS-アデノシルメチオニン、補酵素Aを含むそれらを使っていた。実際、原始の有機体は地球上に現存するクロストリジウムバクテリアやメタン細菌と似た生き方をしていた。LUCAのこと理解できましたか?

[1] Chemical & Engineering News, 2016 August 1, p. 6.

DOI: 10.1038/nmicrobiol.2016.139

16.8.15

|

« 地上から洞窟に | トップページ | 多形 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。