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コンクリートは

 どこにでもある建築材料だけども、クリープ(creep)(ここではコーヒーに・・・ではない)、いわゆる変形が課題である。それは自身の重さで引き起され、材料の完璧さが失われて、亀裂や崩壊の危険が生じる。今回そのクリーピング現象がコンクリートの主要相であるカルシウムシリケート(CSH)の粒の変化であることが見出された[1]。これによってクリープに対してより強い成分開発も行われている。コンクリートは砂や砂利とバインダー、水など様々な混合物であって、建築材料としては数千年利用されており、現在世界中で、水に次ぐ使用量である。それに対して、クリープ機構モデルは提案されていたものの、物理的にすべてを説明することはできていない。その中ナノスケールでの鉱物の分解についての実験的なデータとCSH組成の挙動のシミュレーションの組合せが、CSH粒子は高い応力で溶けて低い応力では再び沈澱することを示し、さらにCSHを変異させた材料は変形しないことも同定されている。コンクリート研究にもコンプリートはない。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 August 8, p. 9.

DOI: 10.1063/1.4955429

16.8.31

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