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くらげやいかは

 お家芸として、からだの表面構造の形態を、筋肉を制御して変化させることによって見かけを素早く変化させる。これにヒントを得た研究者らは。機械的に誘導される折り目やゆがみに呼応して可逆的に見かけが変化する高分子材料を設計した[1]。動物は、カモフラージュや安全のため色を変える能力を有効に利用する。先の研究者らのつくった材料は、機械センサー、光学スイッチ、色が変化するスマート窓として利用できる。たとえば柔軟なポリジメチルシロキサン(PDMS)上にポリビニルアルコールとシリケート化合物でつくった透明で堅いフィルムを沈澱させて得たメカノクロミズムを示す材料も提供されて、その二層系の材料を40%伸ばすだけで、透明と不透明が可逆に変化する。これは伸長によって生まれる微視的なクラックと折り重ねが光をトラップし散乱させるためである。ほかにもUVを遮蔽するフィルムと蛍光発光化合物をドープしたPDMSとを組合せ、わずか5%伸ばすだけで蛍光と無蛍光を、無抵抗に制御していた。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 July 18, p. 9.

DOI: 10.1038/ncomms11802

16.8.4

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