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合成メラミンナノ粒子

 でつくられた合成の肌は、もしそのフィルムの周りの空気の湿度が十分に速く変化すると、その色をカメレオンよりも速く変えることができる[1]。肌は、カメレオンや自然界に生息する他の色を変化させる生き物よりも素早く色相が変わる。誰しも好きそうな現象である。が実際にはこの自然界の生き物に触発されてこの系が開発された。ミドリツバメで見られるような玉虫色の鳥の羽は湿気の変化に応じて可逆的に色が変わる。今回の研究を主導した三つの大学の研究者らは、これは湿気をもらったり失ったりすることで、羽の繊維が膨張・縮小するためだと考えている。人工の肌の色の変化は速いけれども、同様の変化を伴っている。すなわち合成のメラミンであるポリドーパミンからできた一連のナノ粒子がケラチン構造の役割を果たしている。なおここでできたナノ粒子のフィルムは、迅速で簡単に読み取り可能な湿気センサーとしても利用可能である。カメレオン、カメルーンにも棲める〜んです。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 August 22, p. 10.

DOI: 10.1021/acs.chemmater.6b02127

16.9.11

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