« コーネル大学の研究者は | トップページ | ちょうちんのような »

アルカリ金属を

 水に入れると爆発する。ただしナトリウムとカリウムの合金の液体をゆっくりと水の表面に滴下すると、異なる壮観な、でもそう簡単ではないシーンが見られる。この現象は高速イメージングと光学分光学によって明らかにされた[1]。まず最初は合金と水が反応しアルカリ金属水酸化物、水素、熱が生じる。合金の浮力とガスの発生で,金属と水の接触が制限されるため、爆発的ではない反応が進む。不活性ガスが水素の発火を押さえている。0.3秒後、二つの接触面が青になる、これは溶媒和電子からのもので、その水中での寿命がサブミリ秒であるにも関わらず目視できる。滴下を続けて2秒後、ある温度になると、アルカリ金属が蒸発し始めて滴下は赤熱に変わる。およそ3秒後、金属蒸気がなくなり、合金の温度が下がり、それは透明な溶融した金属水酸化物になる。蒸気の層に支えられて、滴下は数秒間浮かび、その後水の中に入って、水酸化物と水の混合物として、劇的に爆発する。ひょうきんそうな合金、でも真似してはいけません。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 5, p. 9.

DOI: 10.1002/anie.201605986

16.9.26

|

« コーネル大学の研究者は | トップページ | ちょうちんのような »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。