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パンや他の食べ物にある

 穀物は、健康に必要なビタミン、ミネラル、タンパク質や繊維をわれわれに届けてくれる。ただしこれまであまり知られていないより大切な生理活性化合物がある[1]。ベンゾオキサジノイド(BXs)である。数年前研究者らはBXsが、ライ、小麦、コーンのような若い穀物草類を雑草、昆虫、疾病から守ることを明らかにしていた。ただし成長した穀物にもBXsが含まれるのが報告されたのは2009年である。しかも麦芽製造やベーキングの間に、化合物の組成と濃度が向上することもわかった。質量分析代謝学の方法によって、ほ乳類における、BXsが取り込まれ身体を通り代謝される過程が明らかにされて、この取込みが免疫細胞を強化していた。さらにBXsを含むライ由来のヌカは、前立腺ガンを抑制する一助になることもわかった。7種類のBXsが明らかにされて、それらは前立腺細胞に入り、それを含む成分が主な代謝物として検出された。BXsは生理活性穀物化合物、ビッグXは手塚治虫さんの漫画である。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 August 29, p.9.

16.9.20

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