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コンビニ店

 が開店するという[1]。求人広告に応募してそれから18年アルバイト定員として過ごす。変わらぬ準備・変わらぬ忙しい時間帯。8人目の店長の指示、新旧入れ替わるアルバイト定員、でもほとんど同じ光景。小学校の頃の自分の振る舞い、親が呼び出されていた。アルバイトを始めて「変わったわ」と言われるも18年間独身かつアルバイト。友達の「なぜアルバイト?結婚したほうが」をなにげにかわす彼女。ある日新しいアルバイトの彼がきた。程なく普通ではない素行で店を去った。ふとした時彼に会った。定職無し・独身の二人、どうせいなら同棲をと、コンビニがきっかけの二人が、コンビになった。それでも昼勤務を続ける彼女、定職を捜すように促す彼。18年勤めたお店を退職した。会社の面接の日、面接時間までの間コンビニに入った。そこには忘れかけていた音があった。身体は商品の並びを整えていた。そのシーンに怒る彼、これが自分の本能であることに気がついた彼女、退職しておよそ4週間、藻抜けのようになっていた身体が、躍動し始めていた。

[1] 村田沙耶香著「コンビニ人間」(文藝春秋、九月特別号)。

16.9.4

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