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飲料水には

 鉛と鉄が残存する。ただしなぜパイプラインから水に毒性の鉛が漏れだすのに鉄が影響しているのかが、エキスパートにとっても複雑でスパッと理解するのが難しい。研究者らはこれまで金属は溶け出しているか粒子で存在していると考えていた。後者は450 nmより大きな金属片である。ただしこのどちらの範疇にも入らないコロイド状のナノ粒子で、直径がおおよそ 10 nmのものが飲料水のサンプルの鉛成分の30%以上に相当することがわかった[1]。北米では、鉄が主なパイプラインで長距離の水が配られる。より短い鉛の配水管がメインのラインを居住地やオフィス街に繋げている。研究者らは数ヶ月間系にあった水を集めてサイズ排除クロマトグラフィーならびに誘導結合プラズマ質量分析を行い、ナノレベルの鉄ミネラルの存在を明らかにした。ただし未だに鉄粒子と鉛パイプがどのように相互作用するかわからない。それでも電気化学的に鉛が放出されて吸着している可能性が示唆された。鉛がたまるとたまりません。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 August 29, p. 7.

DOI: 10.1021/acs.est.6b01153

16.9.17

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