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9月17日ニューヨーク市

 で起きた爆発では、Tanneriteが利用された可能性が報道された。Tanneriteは、長距離射撃練習に利用されるものであり、訓練者が音によってショットが成功したかどうかをショートで確認できる。特許によれば、酸化剤として85%(重さの割合)の硝酸アンモニウム粉末と15%の過塩素酸アンモニウム、触媒成分として90%爆発等級のアルミニウム粉末、チタンスポンジと水素化ジルコニウムがそれぞれ5%でつくられている。ただし製造業者は、Tanneriteは最低2000フィート/秒の高速弾丸を標的に向けるための有害性が緩和された爆発物であること、わずかな共通成分が検出されただけで17日の爆発物であると特定はできないとしている。しかもそれは安定で非常に強いショックも必要である。現場ではTanneriteに加えてヘキサメチレントリパーオキシドジアミン(HMTD)も同定された。HMTDは、2015年のパリや2016年ブリュッセルで使われたトリアセトントリパーオキシドに類似の有機爆発物である。ただしHMTDは安定ではなく簡単に爆発する。またHMTDを使うためには合成も必要であるものの容疑者が入手した経路などは特定されていない。記者は容疑者らをさらに探るにちがいない。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 26, p. 7.

16.10.18

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