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ナノ粒子に

 薬を包み込むことで細胞膜を透過させる一助になる。ただし細胞はそのナノ粒子を、飲食作用によって吸収してしまうために薬がエンドソームにトラップされ、ジエンドになる。生医学工学の研究者らは、この問題をコネクトソームと呼ばれる構造を使って迂回させ、薬を直接細胞質に届ける方法を開発した[1]。コネクトソームの脂質膜は、細胞の間の分子を交換するためのチャンネルである細隙結合で密になっている。研究者らは、細隙結合をつくる蛋白質であるコネキシンを大量につくるように改変されたドナー細胞からコネクトソームを作成している。また薬をドナー細胞に積み込むことで薬は、コネクトソームが形成するにつれて、それに包込まれる。あるいは求められる荷物の溶液でコネクトソームを生み出すことも可能である。細胞アッセイの結果は、コネクトソ—ムが抗癌剤であるドキソルビシンの必要な量を、それを使わない場合の一桁多く、さらに従来のリボソームに包み込んだそれの数桁多いオーダーで放出させていた。なので桁外れである。◯◯ソーム、総務係にも聞いてみるか。

[1] Chemical & Engineering News 2016 October 3, p. 12.

DOI: 10.1021/jacs.6b05191

16.10.21

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