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軍事の実験場や

 他の場所で、爆発物が残留する土壌を修復する方法を科学者は探索している。今回爆発物のひとつである2,4-ジニトロアニソール(DNAN)をバクテリアによって検出し破壊する方法が開発された[1]。研究者らは以前、ある種のバクテリア、照れ屋かもしれないけど、にあるエーテル加水分解酵素をDNANが製造されている工場の廃水で見つけた。さらに過水分解酵素は、なんの補助因子を加えなくても微生物の外でも働く。酵素はDNAN2,4-ジニトロフェノールに変換し、その化合物が呈する黄色でDNANの存在がわかる。そこでまず酵素をシリカに担持し廃水の流れの中にあるDNANの検出に使えること、さらにバイオリアクターの中でその分解も可能であることを示した。またセルロースのろ紙を酵素でコートし、DNANの残存を示すフィールドでも使えるようにした。国防総省はDNANTNTなどと比較して安全で、感度が高くないため興味を示している。また今回の系は、爆発物を生分解する方法の草分けである。成果は世界で山分けに。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 October 10, p. 8.

DOI: 10.1021/acs.est.6b03044

16.10.25

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