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芳香環の

 直接トリフルオロメチル化は化学者にとって重要な合成反応である。より害の少ない反応剤を使った新しい多くの例が報告され、これによって生成物の選択性の向上と廃棄物の量が削減されているものの、費用効率の高いスケールアップできる系は、未だにアップされていない。その中今回、スケールを大きくした光化学フロー系の反応器が設計された[1]。そこでは温和な条件下、安価な反応剤の組合せが採用されて、キログラム量のトリフルオロメチル化アレーンとヘテロアレーンが生産されている。研究者らは4-フェニルピリジンN-オキシドをレドックストリガーとして用い、これが青色を吸収するRuビピリジン触媒によって活性化されている。光レドックス系では、無水トリフルオロ酢酸が脱カルボキシル化し、トリフルオロメチルラジカルが発生し、さらにアレーンやヘテロアレーンと反応する。粗生成物は再結晶によって高純度にすることができる。反応はパーフルオロエチルやプロピル基導入にも拡大し、パーフェクトになりそうである。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 26, p. 11.

DOI: 10.1016/j.chempr.2016.08.002

16.10.17

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