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天然ガスを綺麗にし

 メタン成分を主成分にするために、アルキルアミンの水溶液を使い、硫化水素と二酸化炭素を、混合ガスから取り除く。硫化水素を取り除いた後のガスは、ましな臭いがするために甘味として知られるプロセスである。ただし労せず完結するわけではなくて副生成物として粉末硫黄が生じる。硫黄は、銃の起爆や硫酸として利用されているものの、それらのスケールはそれほど大きくはない。その中今回、硫黄を使った天然ガスから二酸化炭素を取り除く方法が報告された。研究者らは、粉末硫黄を使って、超微小性ベンゾトリアゾールポリマーが、触媒なし溶媒なしの条件で合成された。これらの硫黄を含む高分子は、天然ガスのメタン、燃焼排ガス、埋め立て地ガスから二酸化炭素を除去できる。この類いの高分子は、二段階甘味に利用できる。まず硫化水素がアミン溶液を経て天然ガスから硫化水素が取り除かれる、ついで二酸化炭素が高分子によって取り除かれる。硫黄は、天然ガス精製に繰返し利用できるため、高付加価値の応用や、低付加価値への利用の可能性を示している。かちかちになってはいけません。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 19, p.9.

DOI:10.1016/j.chempr.2016.08.003

16.10.15

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