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木材植物や草木類は

 セルロースの莫大な供給源である。この植物材料から抽出された糖鎖の発酵でエタノールを製造できる。このエタノール製造は現在、再生可能燃料を年間数億リットル供給しており、その量は増加することも期待されている。バイオマスから糖鎖を抽出するには植物材料を分解しなくてはいけない。通常これは厳しい酸処理で行われている。この方法は悪くはないが、5-ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)やフルフラール誘導体が副生する。これらの化合物は発酵する生物にとって毒性を示し、プロセスの効率化を制限している。またそれらを糖鎖溶液から分離することも手間である。そこでそれらをトラップする吸着剤が使われるが、それは価値のある糖鎖も通さんようになる。この課題を克服するために、NU-1000と呼ばれるピレンリンカーを持つ金属有機構造体(MOF)が利用された[1]。フルフラール誘導体は通さず糖鎖は通過する。試験結果は、処理した液のグルコース濃度はHMF300倍で、NU-100080%HMFをトラップし、そこでは糖鎖は検出されなかった。牛ロース、肩ロースここではセルロースのコースである。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 19, p. 6.

DOI:10.1039/c6cc05864g

16.10.11

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