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形を変える材料は

 ドラッグデリバリーや生体医療素子を含む様々な応用のために有用である。一般にそれらは外部のトリガーで望みの動きが、苦労せずに駆動する。その中今回研究者らは、外部の刺激がなくても事前に決められた速さで変化するようにプログラムされた材料を開発した[1]。新しい材料は、N,N-ジメチルアクリルアミドとメタクリル酸の共重合によってつくられた交差連結した二重のネットワークを持つヒドロゲルである。最初のネットワークは、元のかたちの記憶に沿った低濃度の連結である。次のネットワークは、可逆の水素結合が存在する高濃度で、これが新しい形を一時的に確保し、ついで解離することで材料はもとの状態に戻る。この変化は、秒でも時間でも必要なタイムスケールで可能であり、水素結合の寿命が、共有結合が形成しもとの形に戻ることがらせん構造で起こるよりも長くなくてはいけない。研究者らは、この形が変化するヒドロゲルを使って人工の花をつくった。それは二時間ほどかけて花びらが開き開花するようにプログラムされていた。快感。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 October 10, p. 10.

DOI: 10.1038/ncomms12919

16.10.27

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