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アテネの廃水処理施設で

 2010–2014年に採取した廃水のサンプルの液体クロマトならびに質量分析が行われた。これによって研究者らは148の合法・非合法ドラッグとそれらの関連する代謝物を探った。その結果、抗精神病薬(34)、ベンゾジアゼピン系薬(19)、抗うつ薬(11)のレベルが極端に上昇していた。これはギリシャの国内総生産(GDP)の低下や失業率の増加と関連している。潰瘍、てんかん、高血圧を治療する薬もまた増加している一方で、抗生物質や抗炎症剤は低下しておりこれは医療費カットによるものではないかと、葛藤している。それでも違法なメタンフェタミンのレベルは二倍である。これらの結果は、ギリシャの人の総体的な健康、特にメンタルヘルス面は、この期間に悪化していることを示唆している。またデータは経済状況の安定化に伴い、それらのうちのいくつかのドラッグのレベルの低下を示していた。廃水と社会現象を関連づけるこの方法は新奇で有用であるものの、因果関係を確定しまうのは早計である。でも廃水からのデータ、はいこれですと見せていただいた。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 19, p. 7.

DOI:10.1021/acs.est.6b02417

16.10.12

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