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磁鉄鉱粒子が

 人の脳の中で発見されたのは20年以上前である。そのときその構造は、それが生物起源由来であることを支持していた。それに対して今回電子顕微鏡法で発見された粒子の多くは、大気汚染物質からの磁鉄鉱に類似だった[1]。磁鉄鉱は通常、燃料とりわけディーゼルの燃焼で生じる鉄の不純物であり、室内の起源は、漏れやすいストーブやプリンターのトナーとな〜っている。別の最近の研究では、アルツハイマー脳の特徴的なペプチド凝集体であるアミロイド班で磁鉄鉱粒子が発見されている[2]。ただし磁鉄鉱の形成は加齢とは直接関連していないことも示されている。磁鉄鉱が脳の中で最も多かったのはメキシコシティーに住む32歳の人であり、その人の脳は、信じられないほどの強い磁気だったらしい。ただし磁鉄鉱あるいは他の鉄化合物とアルツハイマーの間の因果関係は明らかにはなっていないことも記憶に留めておきたい。磁鉄鉱について知ってるこうことが一つ増えた。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 12, p. 8.

DOI:10.1073/pnas.1605941113

[2] DOI: 10.1038/srep24873

16.10.3

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