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高配位金属錯体では

 配位子の中の配位する元素は、窒素、リンあるいは酸素のようなヘテロ原子である。炭素は通常含まれない。その中研究者らは、金属に配位する五つの元素がすべて炭素である前例のないキレート配位子を調製することでこの状況を一変させた[1]。これは平面の炭素配位の新記録である。導かれたメタラサイクルは12の炭素のループに囲まれたオスミウムで特徴受けられている。研究者らはこの配位子をカルボロング(carbolong)と名付け、配位子としてオスミウムでなくてもお墨付きをいただくことができて、配位化学の基本的な構成要素になり得る。計算分析によれば、多環式芳香族炭化水素であるものの、従来のそれとは異なっている。さらにオスミウムカルボロングは紫外線から近赤外までを吸収することができるため、光熱療法の確かな候補である。そこではレーザー光の吸収によって引き起される局在化した熱ががん細胞を破壊する。実際に化合物でネズミの腫瘍退縮が観測されている。高配位のこと、後輩にも教えてあげてください。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 September 19, p. 9.

DOI: 10.1126/sciadv.1601031

16.10.14

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