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妊娠して

 五週間後、通常の子宮頸部細胞診の間に、胎児のDNAを正確に採取することができることが報告された[1]。これによって数千にも及ぶ出生異常の、早期遺伝子テストが可能になる。現在の技術では、10−12週の妊婦さんの絨毛生検(CVS)あるいは16-18週の妊婦さんの羊水穿刺のような侵襲の、危険さなあ、という検査をしなくてはならない。さらに母親の血液で、胎児のDNAの断片を検出するテストも開発されている。ただしこれらの方法では、胎児のゲノムの正確な絵を描くことが難しかった。今回、5から19週の妊婦さん20名の頸部の管の液から、栄養膜として知られている胎盤の細胞が単離された。栄養膜は、胎児のDNAを運んでいるために、母親のDNAとは異なる胎児のDNAを単離することができた。さらに胎児のDNAの質は、従来のCSVや羊水穿刺で得られたDNAのそれと同程度であった。この方法は、ある代謝症候群の原因となる遺伝子突然変異を特定しうる胎児のDNAのもとを解明するために開発した、とのことである。

胎児診断、さらに期待じています。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 November 7, p. 13.

DOI: 10.1126/scitranslmed.aah4661

16.11.29

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