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化合物を励起状態に

 する光を取り除いた後も光る燐光発光材料は、エレクトロニクス、光学、生物分野での応用が期待できる。ただし室温で酸素存在下、燐光発光を達成することは、分子がこれらの条件に敏感であるために難しい。これまで室温燐光発光を示す化合物は大抵金属を含み、勤続年数はともかく、それによって費用がかかりしかも毒性を示す可能性もある。その中今回、空気中室温で一連の色の燐光を高い効率で継続的に発する五つの化合物が報告された。研究者らは芳香族カルボニル化合物を設計した。それらは励起状態の配座が調整できて、これによって燐光が誘起する。最も有望な化合物は、1-(ジベンゾ[b,d]フラン-2-イル)フェニルメタノン(BDBF)であり、その燐光発光の寿命は230ミリ秒で、34.5%の効率だった。研究者らはこの設計指針に基づいて、より良い有機燐光化合物を導くことを目論んでいる。燐光について輪講しましょう。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 October 17, p. 9.

DOI: 10.1016/j.chempr.2016.08.010

16.11.5

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