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アミノ酸の中の

 窒素上の水素とカルボニル酸素との間の水素結合、C5水素結合と呼ばれている。ただしこの結合のエネルギー的な寄与を、とりわけジペプチドのような,他にも色々なファクターがある中で、定量することが課題だった。それに対して今回、実験と計算化学の組合せで、この水素結合が特に重要である場合も明らかにされた[1]。研究者らは12個のアミノ酸が連結したβ-ヘアピンであるトリプトファンジッパーと呼ばれるモデルペプチドの量子力場計算とスペクトル測定を行い、C5相互作用が水素結合の様に振る舞うことを示した。ついでバイオインフォーマティクスを使って、プロテイン構造のデータベースを分析、出〜た結果は、相互作用は広く存在し、すべてのタンパク質の94%に影響しているとのことだった。C5H結合は平面構造の時に最も強く、β-シートでなければ、しようとしても、水素と酸素の距離が離れすぎている。またこの相互作用は、アルツハイマー病に含まれるようなβ-シートが多いアミロイドが形成するタンパク質の安定化にとって重要であるかもしれない。水素結合、推測から実証へ

[1] Chemical & Engineering News, 2016 October 24, p. 7.

DOI: 10.1038/nchembio.2206

16.11.9

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