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多くの生物種は

 生き延びるために、わずかな化合物を使った芸術的なだましを利用している。一方今回、だましの植物、盗み寄生ハエ、ミツバチが関わる、特別にずる賢いおとり針が明らかにされた[1]。この策略では、やり手は南アフリカのパラシュート植物であり、餌食は、いわゆる寄食するハエで、植物の花粉運び虫である。ハエをおびき寄せるために、植物は、クモや別の捕食動物で捕まえられたハエの餌であるハチのマネを化学的に行う。ハチは攻撃者を回避しようとして、分泌腺からたくさんの揮発性化合物を分泌する。これをハエは、栄えある食事のご招待だと解釈する。GCMSを使った分析では、苦しめられたハチによって放出される化合物の60%をその植物が放出していることもわかった、とりわけハエは、ゲラニオール、2-ノナノール、2-ヘプタノン、(E)-2-オクテン-1-イルアセテートを含む研究室でつくったカクテルに誘惑された。これらの四種類の化合物を一斉に放出するのは、ここで登場したミツバチと植物だけであるとのことである。アフリカの植物、フリが上手です。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 October 17, p. 8.

DOI: 10.1016/j.cub.2016.07.085

16.11.3

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