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ジアセチル

 別名2,3-ブタンジオンはかつてマイクロウェーブポップコーンで広く使われていた。ただし2000年頃、それを製造する工場で働いていた人が重度の呼吸器疾患に罹患したことが報告された。その後ジアセチルと構造的に類似の2,3-ペンタンジオンがジアセチルの代替品として使われている。ただし同じ問題が発生する可能性がある。その中10月末に国立安全衛生研究所(NIOSH)は、食品香料であるジアセチルや2,3-ペンタンジオンにさらされる程度を制限するべきであることを提言した。威厳もある。すなわち被爆量は、一週間平均労働時間が40時間で、ジアセチルでは5 ppb以下、2,3-ペンタンジオンでは9.3 ppb以下である。短期間の被爆すなわち15分間では、ジアセチルは25 ppb以下、2,3-ペンタンジオンは31 ppb以下である。これらの香りをつける化合物に、仕事中にさらされることは、労働者にとっては大きな危険を伴うことであり、肺に重大なダメージを与えうる、とのことである。肺のハイリスク、なんとかしなくては。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 November 7, p. 19.

16.12.4

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