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ハウスダストの

 中に潜んでいる臭素化難燃剤の健康への悪い影響は、ずっと前からニュースである。それは人間が簡単に内分泌かく乱物質にさらされるためである。さらに研究では、未知の害のある可能性のある臭素化化合物をダストから出すことができることも示唆している。ただし化合物の数が特定できずあいまいで、化学者はそれらを同定する効率的な方法も持っていなかった。その中今回、はるかに量が多い臭素化化合物は、衣類や家具を染色するアゾ染料であることが示された[1]。研究者らは、超高感度質量分析と統計的なデータを合わせて、混合物から個別の臭素化化合物を引き出し、その化学式を特定した。ある町の8件の家からの23のサンプルから、研究者らは140の化合物を同定し、ダストの85%に相当する78の未知だった窒素原子を豊富に含む臭素化化合物も明らかにした。これらは基本骨格が、ブロモジニトロアニリン(BNA)であり、臭素化アゾ染料合成の原料である。BNAとハウスダストのサンプルは重大な変異原性を示した。臭素化アゾ染料、収束させなくては。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 November 14, p. 7.

DOI: 10.1021/acs.est.6b03954

16.12.5

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