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カルシウム

 マグネシウム、亜鉛のような二価金属イオンは、健康には必須である。一方でカドミウム、鉛、ヒ素は毒性がある。今回、血清の中のこれらを定量的に検出し区別するために、核磁気共鳴スペクトルやMRIを使う方法が開発された[1]。エチレンジアミン四酢酸塩を使って、施策がミュンヘン工科大学の研究者らによって、施された。別名エデト酸(EDTA)ともよばれるこれが有するカルボニル炭素を13Cでラベルした誘導体が合成された。いずれかの金属にEDTAが配位すると、13C NMRスペクトルは、良好な感度で金属依存の異なる化学シフトを示した。たとえば、Mg2+の存在下血清中のCa2+のミリモル濃度を定量することができる。研究者らはさらに、NMRの感度を向上させるラジカルの電子を13C核に移動させるスピン偏極を含む動的核分極を使って、イオン検出の感度をマイクロモルまで向上させている。エデトさん「この方法、え〜でと」とささやいている。

[1] Chemical & Engineering News, 2016 November 14, p. 10.

DOI: 10.1021/acs.analchem.6b03546

16.12.13

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