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昨年秋の

 トランプ氏の当選は科学界にとってはショックだった[1]。さらにこれから数年間、科学政策や研究費の点で、より一層不確かさと向き合わなくてはいけない。必ずしも最初から予算減とは言えないものの、多くの共和党員は、予算については強硬派で連邦政府の赤字を削減したいと考えている。とりわけ自由裁量で使えるお金が対象でこれはほとんどすべての科学基金を含む。さらに2011年に可決した分の仮差し押さえなども対象になり得る。もし全体の枠が縮小すれば、科学はその中に入るだろう。たとえば気候変動や社会科学のような議論のある領域の科学予算のカットの可能性がある。さらに昨年決まったジカ熱研究への財政的支援も直に影響を受けるのは時間の問題である。一方でこれらのことは「科学研究を支援する人たちが、科学をサポートするために国会に目を向けること」を意味している。全体的な合意は「全てを初めから組み直す必要があるということ」である。さらに支援者は、これまでの伝統的な委員会を超えて、下院や上院の予算委員会に直接陳情することにもなり得る。どちらにしても、トランプさんの選挙公約であるオバマケアや移民に対する見直し政策の全体像が見えて事態が収拾するまでは待つのが賢明である。トランプさんでランプが灯るか暗くなるのか、明暗がわかる名案はまだない。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 January 16, p. 25.

17.1.20

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